ユニフォームのサイズ
フォーク並びではないレジで、随分と待たされたが、ようやく自分の番が回ってきた。Lでいいとは思うのだが、一応サイズを確認してみる。
「Is this OK for me?」
スペイン語は定型文しか覚えてこなかったので、手振りを入れて適当な英語をつかう。シンガポールのように母国語と英語を同じくらいに使いこなす民族は希で、スペイン人はスペイン語しか話さない。だが、身振りと指さしを入れればおよそ通じないことはない。
女性店員は確か
「Please try it on.(試着すれば?)」
と言って地下1階にある試着室を指さした。
試着室は2つあったと思うが、その日使えるのは1つしかなかった。先約がありしばし待っていると、ユニフォームを試し終えた小太りのサラリーマンが出てきて「またせてゴメンね」とウィンクしたので目をそらした。仕事中にさぼってきたのだろうか。
慌ててジャンパーを脱ぎ、今にもびりっといきそうな薄手のユニを破かないように慎重に首を入れる。今思えば選手があれだけ引っ張っても破れない素材なのだからその心配は要らなかった。
ふつうの服はLだが、鏡に映すとなんだかぱんぱんなので、一旦脱いで10mくらい離れたユニフォームコーナーまで走って行ってXLをつかんでくる。
首回りは大きいが着丈が気に入ったのでXLに決めて再びレジへ。並んでいる間に肩の辺りにほつれを見つけたので、また売り場へ戻って違うのと替えてきた。
マーキングが圧着された状態で、バルサユニ各選手各サイズがこれだけ一堂に吊してあるのは、世界でここだけだろう。
日本に帰ってからTシャツ1枚の上に着てみるとちょっと大きかった。試着した時は、急いでいたため ネルのシャツの上から着ていた。ただこのXL、素人採寸で着丈72.5cmだが、05-06HOMEのLサイズ(73cm)よりも短い。共に公式オーセンティックユニフォームでもこんな調子。モデルによってサイズが一定していないのかも知れない。
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