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2006年3月 4日 (土)

NTTの先見性

 無線の電話が普及すれば、身を置く場面に突然電話がかかってくる。レストランでのデートや電車の中、会議など行為そのものが、電話により中断される。禁電席、禁電タイムが必要になるだろう。

 「2005年の社会と情報通信」NTT出版 にこう書かれている。
 1991年9月のことである。

 14年後の社会を予測した本を出すという意図がよくわからないが、その先見性は確かだ。当時まだ携帯電話は登場前で、パソコン通信はあったものの、インターネットという言葉はなく、当然、この本には登場しない。

 行為を中断されることが嫌いな人、スタイルとして格好悪いと思う人は今でも携帯を持たないし、持っていても会社の引き出しやカバンに入れたままにしている。

 携帯をかけながらの運転も依然として頻繁にみかける。狭い道を徐行もせず走ってくるクルマの運転席を見やると、だいたい電話中だ。

 禁電席は実現したが、まだ禁電タイムは実現していない。あと大丈夫じゃないのに「大丈夫」というのは禁電語に指定したい。

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