パソコン通信が今月終わる
ニフティのパソコン通信が終わる。
2006年 3月31日「ワープロ・パソコン通信」サービス終了。
2006年 4月 1日@nifty(旧NIFTY SERVE)会員は、会員種別が「@nifty会員」に強制変更される。
事実上のパソコン通信の終焉は2004年3月だ。
@ニフティ(前身:ニフティサーブ)は電子メール、フォーラム、掲示板の3本柱で軌道に乗った。特にフォーラムの充実がニフティの強み。仕掛けはどこの会社にでも作れるだろうが、先行業者ということで、多くのユーザーを集めた。そして「SYSOP」=シスオペという独自の管理制度が功を奏し、荒れていなくて誰もが安心して参加できる場を確立した。
かつて、フォーラム(とパティオ)に集った「ユーザーの質」こそが、ニフティの強みだった。 ニフティに会員引止めの意志はなく、12年利用していても、ボールペン1本どころか、お礼のメール1通さえ来た事がない。CRM全盛のいま、価格の割引や、ディスク容量増量などがあってもよさそうなものだ。
しかし、2000年代に入ると、ほとんどのユーザーはフォーラムを使わなくなった。それが経営を圧迫したため、2004年3月を境に大半のフォーラムを切り捨てた。
そういう意味で、2年前からニフティに入っているメリットは何もない。
ホームページを置いていて、アドレスを変えたくない。つまり、移行のストレスが面倒なユーザーが引き止められているのである。
4月に入り@nifty会員に変更されても、期日指定メールサービスが使えなくなるくらいで、大きなデメリットはない。
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