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2006年3月28日 (火)

インターフェース

 インターフェースという言葉が世の中に出てきて10年ほどだろうか。
 初めて聞いたのは、大手家電メーカーのテレビCM。
 「人と機械の間にウチの会社が入りますよ」という意思表示だったと思う。

interface
 ハードウェアやソフトウェアを相互に接続するための装置・規約・プログラム。
 複数のシステムでデータをやりとりする部分の仕組み全般。
 インターフェースとは「境界」を意味する。

【 使用例 】
ホストコンピュータークライアントサーバーでデータをやりとりする場合に、IT技術者どうしで
「インターフェースはどうしようか?」
というように使う。

 この時、この短い言葉の中には以下の意味が含まれている。
 「データのファイルレイアウト、個々のデータ項目の定義、個々のコード定義、データをどういう頻度、タイミングで受け渡すか、受渡し後の処理はどうしようか、それぞれのシステム担当者の役割分担・・はどうしようか」

 だが、それを全て自分がコミットして仕切ろうと思っている人ではなく、面倒くさいことはコンピューター・システム部署に任せよう、すべてプログラマーに任せよう、と内心思っている人が、したり顔で
「インターフェースはどうしようか?」
を言う。

ユーザーがコンピューターを使う時の入口になるマウスやキーボードのことをユーザーインターフェースとかマンマシンインターフェースと言う。
データ入力画面のことをインターフェースと言う人も多い。
IT業界人のなかにはインターフェースを I/F と表記する人がいる。


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