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2006年3月29日 (水)

青色ダイオード

 近所の信号機が新型に変わった。
 青色ダイオードになったのはもちろんだが、可視性が高いため、日よけの長さが短くなった。

 中村修二氏が発明した青色発光ダイオードを巡る裁判で、一旦、中村氏が勝訴した時のこと。

東京地裁の判決文より
(以下引用)
 「充実した研究部門を備えた大企業と異なり、小企業の貧弱な研究環境の下、個人的能力と独創的な発想で世界的発明を成し遂げた、職務発明としては稀有(けう)な事例だ」
(引用おわり)

日亜化学工業のウェブサイトより
(以下引用)
 404特許訴訟の判決についてのコメント
 青色、緑色、白色等の短波長LED、LD製品は数多くの特許権及びノウハウからなっており、製品はさらにそれに多くの付加価値がついていることは自明であるのに、本判決はそれを見落とし、本訴訟の対象となっている唯一の特許権をあまりにも過大評価して、他の多数の研究開発者及び企業の貢献を正当に評価しない不当な判決であり、直ちに控訴する。

 本件原告のように、ノーリスクで終身雇用或いは安定収入という企業の中にあって、巨額のリスク負担をした企業に破天荒とも言える巨額の成功報酬を請求することは、安定収入と巨額のリスク報酬の二重取りを求めるものであって理論上許されないことであり、もしそのような二重取りが認められれば日本企業の研究開発活動は成り立たない。

 弊社は、今後もその点を正々堂々と主張していく所存である。

(引用おわり)

 東京地裁は"ふつうの企業の開発体制ではなかった"ことを理由としているのに、日亜化学はほおっかむりしてその論点を避けた。
 「正々堂々」を口にするならば、論点をそらすべきではない。

 青色発光ダイオード開発の道筋では中村修二が社内で孤立無援に近かったことが、その著書に記されている。これが事実に反するならば日亜化学は反論すべきだった。

 庶民が使う日用品を扱っている会社ならば、ここまで厚顔無恥な態度をとれなかったと思う。
 気が滅入るので、こういう会社を巡る裁判は報道されていても読まないことにしたい。

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