言葉のドッジボール
ある日のコンピューター・システム打合せでの会話
A社 佐藤さん
「この照会画面では、ボタンを押してから計算して作るものはありますか?」
B社 鈴木さん
「既に計算されたものを照会するだけです。」
B社 鈴木さんの上司の田中さん
「ユーザーが要求するものをその都度抽出するのではありません。」
A社 佐藤さん
「ですから、無いのですよね?」
B社 鈴木さん
「ユーザーがキックしてから作成するデータについては想定していないんです。」
B社 鈴木さんの上司の田中さん
「ユーザーがキックして作るデータがないのは、締め日との関係がありまして。まちまちなデータがダウンロードされた場合、問題が多いのです」
A社 佐藤さん
「 ・・・・ 」
子どもの頃、よく軟球でキャッチボールをした。
キャッチボールは相手の胸をめがけて投げることを心がけた。
相手が受けやすいボールを投げるのがキャッチボール
子どもの頃、体育で一番楽しみなのはドッジボールだった。
ドッジボールは相手から来た球をキャッチすることもあるが、球が鋭い場合は当たらないようによける。相手に投げる時も受け辛いボールを投げる。
会話では、相手の言葉を一旦受けて、自分の言葉を返すのが「言葉のキャッチボール」
互いに言いたいことを言い合うのはキャッチボールではない。
自分の言いたいことだけ言いたい人どうしの冗長な会話を、しらべるでは「言葉のドッジボール」と定義している。
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