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2006年3月20日 (月)

風と25m

 3月19日は宇都宮線が一時、運転を見合わせていたので、なにごとかと思っていると、20日の読売新聞朝刊に「風速25mを超えたので、規定により運転を見合わせた」とあった。

 最近、電車に乗っていて思うのは、障害物や人が線路内に立ち入った・・と言って列車が停まった時、乗客にざわつきがなくなり悠然としていること、列車会社はダイヤが遅れることを慇懃なまでに詫びること。
 トラブルによって生じた遅れを取り戻すために速度を上げるよりも、こういう時こそ、落ち着いて安全を期すことが社会的に合意されたのではないだろうか。

 重ねて言うが、19日は街中どこへ行っても風が強かった。
 風よけのない河原を走ったりした人は、とんでもない思いをしたことだろう。

 風が吹くと桶屋が儲かると言うが、今ならば、風が吹くと目薬が売れて薬局が儲かるとか、看板が落ちて看板屋が儲かるとか、電車が停まって、駅前のコンビニや喫茶店が儲かるとか、タクシーやバスが儲かるということになるだろうか。

 よく「晴れ女」「雨男」といったキャッチフレーズを人に重ねることがあるが、この春のようにこうも風の強い日が多いと今に「風男」を名乗る人が現れるだろう。
 と書いている間にも日本中で100人は生まれている気がする。
 

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