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2006年4月24日 (月)

村上龍のカンブリア宮殿

 村上龍佐世保北高校の先輩なので、著書はすべて目を通す。

 4月17日よりテレビ東京で「カンブリア宮殿」が始まった。

 「プロジェクトX」の司会が村上龍と小池栄子になったような番組。
 そういうと悪意を感じるかも知れないが、僕はこの番組の54分間のうち2度感動した。

 まず最初は企業の人事担当者100人を聴衆として並ばせ、トヨタの張副会長をスタンディング・オベーションで出迎えたこと。張さんが目を白黒させていた。
 これはIT企業がユーザー企業向けに開催する
カンファレンスに似た趣向。カンファレンスでは旬の評論家や経営者をスピーカーとして呼び、ユーザーに聴かせる。最後には質問コーナーもある。
 イベントではよく行われるパネル・ディスカッションの生中継とも言える。

 村上龍のここ7年くらいの著書を読んでいるファンならば、彼がいかに上手く言葉を選んでいるかがわかる。彼には飾りがない。思考停止をした人びとへの哀しみがある。

 視聴率を取りに行った番組づくりという臭さもない。

 NHKがプロジェクトXを打ち切ったのは間違いだ。
 日本国民はもっと誉めてもらいたがっている。
 せっかく、頑張っている人を誉めて皆で自信を共有する番組だったのに、マンネリになってきたからやめてしまった。
 NHKはボロボロになるまで、やることができる唯一の局なのに、これでは
新庄剛志と変わらない。 



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