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2006年5月17日 (水)

カズと松井の落選

 カズをW杯のメンバーに選んで欲しかった。

 ニッテレはそこに入れ込んでいた。
 昨年12月、CWC決勝後、カズの取材映像が流れていた。
 北澤と食事をしているカズが
 「ジーコ、もう一度呼んでくんねぇかなぁ」
 と言っている。その願いは叶わなかった。

 カズをW杯にと思い始めたのは2002年の大会後。
 1998年の時点で、カズの決定力は落ちていた。点を決められないカズへの不満があった。
 岡田監督の選択に接した時、世界のサッカー界は予定調和を廃しているのだろうと推察した。
 4年後、さらに力が落ちたカズを選ぶべきだという機運はなかった。

 それでも、8年後、その機運は起こった。
 
CWC要員として、シドニーFCがカズにレンタル移籍を求めたことが、そのきっかけである。
 そこにカズがいたからであり、そこにカズしかいなかったのだ。

 すべてはフォワードの人材不足が起こす感情と推察する。
 プロを目指すサッカーキッズは、
松井でさえ入り込めないMFの練習はやめて、明日からFWを志願すべきだろう。

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