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2006年5月20日 (土)

ビッグイヤー?

 BIG EARはUEFAチャンピオンズリーグの優勝カップ。
 優勝チームのキャプテンがビッグイアーを掲げると、どえらい分量の紙ふぶきが噴出すのがお約束。去年は真っ赤な紙ふぶきが
リバプールのユニフォームとマッチしていたが、今年も同じ赤だった。別に優勝チームに合わせて用意しているのではないようだ。

 2つの取っ手が大きな耳(ear) に見えることからこの名が付いた。
 日本ではビッグイヤーと表記されているので、"1年に1度のどでかい仕事を称える" トロフィーのように思える。

 3年連続優勝または通算5回優勝で、チームは本物を永久保有することができる。
 永久保有しているのは、レアル・マドリー、アヤックス、バイエルン・ミュンヘン、ACミラン、リバプールの5チーム。

 永久保有条件に達していない優勝チームには、本物を翌年の優勝チームに渡した後、公式レプリカが渡される。

 
FCバルセロナは1992年 クライフ監督時、そして2005-06の二度優勝。バルサの人気を考えれば、51回の大会で2回とは驚くほど少ない。
 現在は1993年にもらったレプリカ1つと、2006年に獲得した本物1つを保有している。本物の永久保有までには、2007-08シーズンまで3連覇するか、あと3回の優勝が必要。

 2005年5月、愛・地球博のスペイン館にビッグイアーのレプリカが展示されていた。係員は公式レプリカ( レプリカの本物 )と説明してくれたが、同時期にカンプノウのFCバルセロナ博物館にもレプリカが展示されていた。レプリカは興行的にさらにレプリカを作るものなのかも知れない。
 FCバルセロナ博物館では、有料でビッグイアーを掲げて記念撮影ができる。スペイン館のそれはネットで守られ、手が届かないように展示されていた。ビッグイアーとはおいそれとは触れないものなのだ。
 去年の夏、それがスポーツショップ加茂に普通に置いてあったのにはひっくり返った。「マンチェスター・ユナイテッド・フェアで本物を借り受けた」と店員の説明。レプリカの本物だったら、警備員か店員を配置したほうがよいと思う。

 17日のゲーム前、入場してくる両チームの選手で、
ジュリがビッグイアーに触った。試合前に触ったほうにはカップが来ないというジンクスもこれで消えた。来年からは選手が触りまくるかも知れない。 

 アーセナル、来期は新スタジアムの初年度。アンリを中心にさらに伸びる若手選出と共にプレミアを制することを祈る。

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