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2006年6月28日 (水)

心理的防衛機制 「確信を持つ」

 25日に行われたW杯 ポルトガル対オランダ戦。
 試合前から2-0で勝つという確信があった。
 だが、試合は終盤にさしかかっても1-0のまま。僕はこう考えていた。
 「次の1点はいつ、入るんだろう?」

 試合はいつオランダに点が入ってもおかしくないほど、オランダが一方的に攻めている。だが、シュートはことごとくバーに当たり、GKがセーブした。
 「あぁ、やっぱり外れた」
僕はその展開を淡々とみていた。

 かつての夏季五輪のこと。
高橋尚子、野口みずきがトップを快走していた時、僕はずっと
「逆転されたらどうしよう」
と考え、恐怖感を抱きつづけていた。

 人は結果が悪かった時、ショックを受けないよう
「心理的防衛機制」をかける。

 心理的防衛機制とは、
自我が自分を現実から守るために無意識にとる思考パターン。精神的破たんを避けるための心の動き。意識的なもの、無意識のものがある。

 人は将来の悪い情報に注意深い。
 よいことを想定していて悪い結果だとダメージが大きいので、ダメージを受けぬよう、最悪の事態を想定しておく。

 たとえば、昇進の可能性がある人事異動の発令を控えている時。
 本当は昇進を望んでいるのだが、「昇進しない方が自分と家族にとってはいいんじゃないか」と自分に言い聞かせるような思考パターンをとることがある。

 心理的防衛機制は確信を持つことを妨げる。
 だが、確信は誰にも迷惑をかけない。
 ただし、確信には責任が伴う。責任を背負い込む心理状態にあるならば、確信を持つことはいいことだ。

 健常な人ならばできる。
 うつ病の人はやめたほうがよい。無理をしなくても、いつか、その日は必ずやってくるから。

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