クジラフライがスーパーに並ぶ日
マッコウクジラ、ミンククジラは依然として捕鯨可能な資源がいる。
頭数が多すぎることで餌が不足する。
そうして、外洋性の鯨が餌を求めて沿岸にやってきて座礁するというケースが増えている。
日本のテレビニュースは鯨が座礁する度に「クジラの方向感覚(エコロケーション)が狂ったためではないか」「寄生虫による耳の障害が起きたのではないか」と判で押したように報道している。
ただ不勉強で、それしか言えないのか、それとも、それ以外の仮説は言ってはいけないのか。
日本は世界に向かって、捕鯨再開を訴えてきた。
今回の総会では、日本は無記名投票方式導入を提案。無記名となれば、ご都合主義の経済大国に遠慮していた国もしがらみなく投票できる。
日本政府の票読みは捕鯨推進国36、反捕鯨国33、不明1。
わずか2年前の2004年総会では参加53か国、捕鯨推進国19だったのだから、いかに日本の努力が顕著かが窺える。
6月19日には「商業捕鯨を禁止する必要はない」という決議が、賛成33票、反対32票で可決された。
ただ、これを持って商業捕鯨が再開できるわけではない。
再開のためには、4分の3以上の賛成で新たな管理制度を作らなければならない。
日本が強いリーダーシップを発揮して国際世論を変えていこうという姿に、さらに多くの支持が集まることを望む。
2001年より、定置網に混獲された鯨の販売が許可されたため、時折スーパーに鯨肉が並ぶようになった。「宮城県産」など国内産表示がそれだ。
スーパーの惣菜コーナーにクジラフライが並ぶ日が待ち遠しい。
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