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2006年6月17日 (土)

捕鯨再開に向けて!IWC総会

 6月16日より70か国が参加してIWC年次総会が始まっている。

 IWCは1948年に国際捕鯨取締条約に基づいて設立された。
 1982年には商業捕鯨一時停止を決議。
 1986年に商業捕鯨が終了して以来、20年間、捕鯨は調査捕鯨と規制対象外の鯨に限られている。

 日本は捕鯨再開について世界のリーダーシップを取っている。
 国際社会でこれだけ強いリーダーシップを取っているのは「捕鯨」だけと言ってもよい。

 なぜ、そんなにクジラにこだわるの?

 と捕鯨反対国の人は言う。
 アメリカでは環境保護団体が積極的に政治家に働きかけ、捕鯨反対を訴えている。クジラは人間と同じほ乳類。殺してはいけない。食べるのは野蛮だというのだ。

 1800年代、米国は照明や潤滑油を鯨油に頼っており、はるか日本近海まで鯨を捕りにきていた。だが海難事故が多く、安全な捕鯨のために日本の港を使いたいという理由で1853年にペリーが浦賀に来航、鎖国中の日本に開国を迫った。
(*参考資料~「考える力、やり抜く力私の方法」
中村修二著)
 ペリーが浦賀に来航し日本に開港を迫った理由は、捕鯨船が停泊する港が欲しかったからだ。かつてアメリカはクジラを乱獲し、鯨油だけを取り、肉は捨てていた。日本は捕獲したクジラは肉、皮、骨まですべて利用する。

 だが、化学石油燃料が主流となって鯨油は不要になった。
 捕鯨反対を支持すれば、選挙において環境保護団体という大票田が手に入る。アメリカが捕鯨に反対する"ご都合"がこれだ。

 日本の漁獲量はピーク時の50%まで落ちている。
 クジラは捕獲しないために数が増えすぎ、食物連鎖のバランスを崩している。

 クジラは人間の3倍~5倍の魚を補食する。
 つまり、クジラが人類の3倍、魚を食べているということ。

 この話しは2004年8月26日、農林水産大臣 亀井善之が小泉内閣メルマガ第152号に寄稿していたので記憶にあるかも知れない。

 19日につづく



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