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2006年7月 7日 (金)

シンガポールを出港

 7:15起床、朝食の鯖が美味しい。
 おかずは魚が変わるだけであとはさほど代わり映えがしない。

 今日は視察スケジュールは無し。
 マレーシア・ジョホールバール観光へ出発。

 マレーシアはタイのバンコクからパタヤに向かう道でそう感じたのと同じような貧しさを感じる。国境を越えるモーターバイクの群を見ていると余計にそう感じられた。

 シンガポールに戻って自由行動。
 MRTでひと駅乗って、メリディアンのDFSへ。
 新興宗教かと思うようなおかしな若者の集団に鉢合わせ、嫌な気分になる。

 「How can I go to *** ?」
 今日も道を行く人に道を尋ねる。皆親切でフレンドリー。
 街を歩くたいがいの人は英語が通じる。
 シンガポールに行った後に他の非英語圏の国へ行くと、英語が通じないのがもどかしく感じる。

 船に戻っての夕食後の一時
 芦田さんのとぼけたキャラクターは皆を笑いの渦に巻き込んだ。

 23時、出航。
 シンガポールに別れを告げる。
 最上階のデッキに上がりシンガポールとの別れを惜しむ。
 見送る人がいるわけもない異国の地なのだが、大勢の地元の人から無数のテープが投げ込まれる。船の門出がこんなにいいものだとは思っていなかった。
 中学校の時に五島列島から佐世保へ引っ越す時もテープを投げてもらったが、これだけのテープに埋もれると否が応でも気分が高まる。
 日本では七夕の夜だが、そんなことは誰一人覚えていない。

 しばらくは誰かれの部屋に集まって、ビールを飲み続け00:30に散会。
 「おりえんとびいなす」は静かなエンジン音を上げて次の寄港地、香港をめざす。

 楽しくてなかなかいい仲間を得て、この旅の成功が既に約束されているような気がするのは気が早いだろうか?
 いよいよ僕らの「洋上研修」が始まる。



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