ずっと前からわかっていたこと
サッカー日本代表がオーストラリアに終盤、逆転されて負けた。
メディアやブログのライターは一斉に言う。
「名将 ヒディンク・マジック炸裂!」
マジックじゃないでしょ。
負けている展開でフォワードを何枚でも入れてくるのは、4年前からわかっている。
手を打たない監督ジーコ、おかしな手を打つベンゲルに共通するのはカリスマ性があり、選手に尊敬され選手を育てることには長けているが、ゲーム中の戦術に疎いこと、冷静な采配ができないこと。
通信社がそのように配信しない限り、大きな放送局や新聞社がそう伝えることはない。
だが、個々のライターは雑誌やWebの記事でそう書いてきた。
川淵キャプテンは、W杯直前に発売された初めての著書「虹を掴む」で前々監督トルシエを非難している。
ジーコを選んだことについては "日本サッカーの長期戦略上、こういうことを期待した"というような明確なポリシーはなく、
"ジーコがやってくれたら、嬉しいなぁ"
"ジーコにやらせてみたい"
と思っていて、ダメ元でオファーしてみたら、OKの返事がきてびっくり。
・・という状況だったと受け取れる内容を書いている。
川淵キャプテンが "2050年までに再びW杯を日本(単独)開催し優勝する"とした「JFA2005年宣言」を出したのは、2005年元旦のこと。
ジーコを選んだ2002年の時点では、まだ長期戦略が固まっていなかったのだろう。
2002年W杯が終わった秋、版元各社は返品の山を抱えていた。
「W杯の影響で本が売れなかった」
というのが、その理由として挙げられた。
W杯が日本で開催されることが決まったのは、昨日や今日ではなかったはずだ。
「デコの代役不在が弱点」
これはポルトガルを評するメディアとブログのライターが口を揃えて言う。
スコラーリ監督は、今大会、既にデコ不在の試合を2度勝っている。
ずっと前からわかっていたことは、想像力がある人にはずっと前からわかっているのだが、そうでない人には、結果が出てからでないと、わからない。
*参考文献「虹を掴む」川淵三郎 講談社 2006年6月
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