言葉とプログラムの壁
僕はことばで定義することにこだわる。
自分のことばで定義して理解しないと前へ進めない。
とても苦手なのは、コンピューター技術者が講師を務める実習
わかる、わからないではなく、わかっている人(講師、一部の受講者)のペースで実習が進んでいく。
それに対して全員が着いていけなければ
「もう少しゆっくりお願いします」
という空気になるだろうが、実際にはそうはならない。
若い技術者たちは、頭で理解しなくても感覚的にすいすい着いて行く。
僕は一つ一つの言葉の意味、ロジックの意味がわからないと次へ進めない。
こういう場面ですいすい着いていく人と僕とでは思考パターンが違うのだ。
人によっては僕のことを「頭でっかち」「頭の回転が悪い」と言うかも知れない。
すいすい着いていく人はたいてい30台前半までのプログラマー。
理解のスピードが速いから頭がいいんだろうなぁ、自分はダメだなぁ
と悲観する。
だが、こういうプログラマーは日本語が書けない。
メールで「ユーザーにココを確認してください」ということを書
いてくるのだが、会話言葉をそのまま文章にしているだけで、意図
がみえない。
こういう人に提案書をまとめさせると何も書けない。
こういう人に図を書かせるとひどい図ができる。(図を書くこと
を拒否することもある)
つまり、ことばの領域になると「ザ・冗長」なのである。
意味不明なのに、やたらと長い。
ことばの世界とプログラムの世界には一枚の壁があるようだ。
「言葉とプログラムの壁」
しらべるでは、こう命名する。
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