バイオU
バイオUは2002年4月に「Windows XP 搭載マシンで世界最小・最軽量」という触れ込みで登場した。バイオUのUはubiquitousのU。
3月に発表された時には、20万円を切る程度だろうと予想していたが、実際には15万円を切る実勢価格。ソニーのこの商品に賭ける意気込みが感じられた。
購入前、唯一の心配は 184.5mmという横幅に収まるキーボードが実用に耐えるかどうか。ホームポジションに指を置いてのブラインド・タッチができるのか。
店頭発売日。
予約しておいた店先で、陳列されていたバイオUに初めて触れる。
試しに文章を打ってみると、キーが予想よりかなり小さい。予約していなければ、これを「買わない理由」にしただろう。
だが、使い始めてみると、すぐそれは杞憂に変わり、同時に使っていたA4、B5サイズのノートパソコン同様にブラインド・タッチができるようになった。
画面が小さい、キーボードが打ちづらい。短所はいくつもあるが、この機械には、それを補って余りある魅力がある。
バイオUの前はB5サイズのバイオノート505を使っていたが、いつも、ワンサイズ小さい C1 を横目で見ていた。だが、C1でも常時持ち歩くにはでかい。
PDAのように手軽に持ち歩ける大きさの範囲を維持して、なおかつWindowsXPコンピューターのフルスペック。
この両立を実現したのは、先にも後にもこのバイオUシリーズしかない。
バイオUは買ってすぐメイン・マシンとなった。
そして、日々使いこみ、7ヶ月が過ぎた頃 [↓]キーがおかしくなった。
キーのクリック感がなくなり、軽く触れただけでも押下されてしまう。キートップを外してみると、スイッチ役のゴムがヨコ向きに割けていた。ノートパソコンは7台目だが、このような障害は初めてだ。
クリック感を回復するために、裂けたゴムをアロンアルファで修復。しばらくは元のクリック感を取り戻すのだが、またすぐに裂けてしまう。この繰り返し。
まだ、この時ならば保障期間の1年以内なのだが、日々使っているメインマシンを修理で数日失うのは、決断しづらい。
騙し騙し使っているうちに、その他のキーも次々に同じ運命を辿っていった。
つづく
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