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2006年8月24日 (木)

イスラエルはアジアの国ではない

ソフトブレーンのメールマガジン『効率化の最後の聖域へ』第52号
宋文洲代表が、知ってびっくり-「イスラエルはアジアの国ではない」という文章を寄稿している。

学生の頃からイスラエル・ファンである僕は、何を言っているんだろう、アジアの国なわけがないじゃんと思った。
文中には「日本人はイスラエルをアジアの国だと思っているのはなぜだろう」という問いかけがあるが、設問自体がおかしい。

日本人はイスラエルが "どこの国" というイメージさえ持っていないのではないか?
イスラエルはどこの国?と問われて「中東」と答える人でも、では 中東の定義は? 中東はどこからどこまで?という質問に答えられる人は少ないだろう。

イスラエルは観光立国でもなければ "*流ドラマ" のようなエンターテインメントやイスラエル・ロックのような音楽もない。世界地図を広げて「あ、ここだ!」とやる機会のない国だ。

そんなイスラエルに興味を持ったきっかけは落合信彦の著書だった。
それによれば、イスラエルは豊かな資源があるわけでもなく、周囲を敵国に囲まれているが、独立を守りつづけている。それは国の情報戦略に理由があるとあった。アメリカのCAI、ソ連のKGB、それに匹敵する情報収集力を持つモサドの存在だ。

日本ではまだ、パソコンが一般企業に導入されていなかった1980年代初頭、電子技術を駆使して情報収集するという遠い国に興味を持った。欧州に興味はないが、イスラエルだけは一度行ってみたかった。


その念願が叶い、2005年に仕事でイスラエルを訪問する機会が訪れた。
ところがイスラエルは、外務省海外安全ホームページで 渡航延期勧告~危険度3。西岸、ガザ地区には退避勧告~危険度4が発出されていた。
しかたなく、費用が安くて交通の便がよいスペインのバルセロナが代替地となった。
その地で偶然デコと出会いファンになったのだから、人生どう転ぶかわからない。

旅のスペイン語で往くバルセロナ日記もくじ

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