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2006年9月 4日 (月)

バットくん

 しらべるが定義した造語に「バットくん」がある。

 but 【 接続詞 】 しかし けれども

 バットくんとはこういう人だ。

【 場面1 】
moto「それでは、バットくん、業務計画案を説明してください」
バットくん「だからぁ、まだ合意されていないんだからぁ、計画って言わないでしょ」

【 場面2 】
moto「設備計画が決まらないと、日程が決まらないので、設備計画について意見をお願いします」
バットくん「いや、日程が決まらないと。設備は後づけですよ」
moto「では、日程案について、意見をお願いします」
バットくん「10月1日くらいでしょうけど、設備次第ですよね」
moto「いったい、どっちなんですか?」
バットくん「だからぁ、日程ありきって言ってるじゃないですか」

【 場面3 】
moto「この図のようなスケジュールで、いかがでしょう?」
バットくん「詳細な日付が入ってないし、全然意味がないよ」
moto「ここにあるように、4月の第一営業日ということなのですが」
バットくん「はぁっ? それで現場が動けると思う??」

 バットくんはすべての意見に対して
「だから、バカは困るよ」
「すべてをわかっているのは、僕だけなのかなぁ」
という失笑を浮かべて 切り返す。

 バットくんの意見は、必ず、相手の意見の逆説の形をとる。

 でも、バットくんの意見は 結局、相手の意見と同じだったりする。
 言い方を変えて、崇高な自分の理論を開陳したいようだ。

 バットくんは、誰からも尊敬されない。

 だが、全会一致、全体主義の日本企業では、バットくんにも居場所があり、給料をもらえる。

 バットくんに怒ってはいけない。
 では、バットくんにどう対処すればよいのか?
 いつの日か気が向いたら、お話しよう。

向かないと思うが

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