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2006年9月14日 (木)

企業買収の想像力

 ある日、あなたの会社の社長がこう言ったとする。

「企業価値を高める企業買収であれば検討する。
 利ざやを稼ぐための買収ならば断固抵抗する」

 ここで、どう考えるかについて。

 うちの社長は視野が広い人だなぁ。
 一企業の視点ではなく、日本人として社会に貢献するためには、このような考え方は美しい。
 いいことだ。
 と取る人は想像力を欠いている。

 実際には、このような発言が何の煙も無いところからは出てこないことに、気づかなければならない。

 たとえば、あなたに一年後に結婚する予定があるが、友達にはまだ公表していないとする。
 そういうとき、結婚について意見を求められたら何と言うだろう。
 おそらく、1年後の自分と整合性が取れる発言をするはずだ。
 そこで「結婚なんてするのはアホ」とは言わないと思う。

 社長が「買収を検討する」と言っているならば、数年以内にその会社は、どこかの企業の傘下に入る可能性があるということ。

 そういう想像力を働かせたら、次に何をするか?
 買収しそうな企業に根回しをして、自分の人事を優位に展開するか?
 そんな人脈の広い人ならば、買収されるような企業に残らずとも、活躍の場があるだろう。

 では、今の会社の上司や人事部に切られないよう、付け届けを始めるか?
 それはまちがい。買収に遭えば人事部や管理職がどうなっているかはわからない。
 社長は「企業価値を高める買収」に応じるものと信じれば、現体制維持を前提に考えるのは方向性が違う。

 ではどうするか?
 新しい経営陣、人事担当者が一人一人のプロフィールを見る。
 この人は使えそうだ。
 この人は朝から晩まで、ソリティアとダベリに来ていた人だ。
 すぐわかる。

 今から襟を正して、どんな会社だろうが、給料をもらって恥ずかしくない日々の仕事をおこない、不足していれば、特別な技能を身につける。

 想像力の差

 「買収があれば検討する」
 と言われて、給料上がるかな~(笑) とやっているような人とは大きな差だ。



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