5行で書くマラソンの歴史
マラソンの定義は「公道を42.195km走る陸上競技」
日本では幼稚園から大人まで、長距離を走る競技をマラソンと呼ぶ。42.195kmの競技は他の "マラソン" と区別するためにフルマラソンと表記される。
日本では市民参加型の "マラソン大会" が、ほとんどすべての日曜日に開催されている。ただし、42.195kmの大会はその1割にも満たない。本物の"マラソン" を走りたい人は大会を見つけるのに苦労する。
こどもの会話では「42キロも走れっこないよ」と誰かが言えば「42.195だよ」とツッコミが入る。
野球の投球プレートとホームベースの距離、弓道の射場と的の距離は誰も言えないが、マラソンの42.195は円周率に次いで、日本ではよく周知された数字である。
■42キロ+195mという半端な距離になった理由。
ロンドン五輪、当初スタート地点はウィンザー城の門外だった。これをベランダからスタートを見たいと思った王族の意向で門内に変更。この伸ばした距離が195mだった。
*参考文献「きみも走れる42.195km」宇佐美彰朗 自由国民社 1994年9月
■5行で書くマラソンの歴史
- BC490年
- マラトンの戦いで、ギリシャ軍の勝利を伝えるために伝令がマラトンからアテネまでの39.909kmを走り、勝利の報告後絶命したことが起源。
- 1896年
- 第一回五輪ギリシア大会 マラソン(37km)が行われギリシアのルイスが優勝。
- 1908年
- 第4回五輪ロンドン大会 初めて42.195kmで行われる。後にこのレースの距離が正式ルールに採用された。
- 1924年
- 第8回五輪パリ大会で 競技規則の距離が42.195kmとなる
- 1984年
- ロサンゼルス五輪より女子マラソンが競技に加わる。
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