青梅 東京 荒川 湘南
2007年2月に開催される 東京マラソン2007の募集定員は25,000人。これに対しておよそ77,000人が参加を申し込んだ。
東京では毎年3月、荒川市民マラソンが開催されている。
2006年まで、関東の春マラソンは荒川しかなかったため、定員15,000人はいつも埋まっていた。
東京マラソンの前身、東京国際マラソンは、例年2月の第二日曜に行われていたが、2007年はその日が建国記念日と重なる。十分な警備態勢がとれないという理由で、第三日曜の開催となった。同日は青梅(おうめ)マラソン(※1)の開催日だった。
※1 青梅マラソンは30kmの長距離レース。しらべるでは42.195kmのレースだけをマラソンと表記している。
青梅、荒川は東京マラソンの動向に影響を受ける。
特に同日開催となる青梅の主催者は日本陸連に抗議したが、受け入れられなかった。その後、第41回青梅マラソンの開催日は2週間繰り上げて、2007年2月4日に変更されている。
競技人口が一定と仮定すれば、東京マラソンを走る25,000人分、青梅と荒川はランナーを失うことになる。
東京マラソンが呼び水となってマラソン人口が増えると仮定すれば、現状は維持できると予測する。だが、いずれにせよ今以上の活況を呈すとは考えづらい。
■2006年のパイ
青梅 16,000人
荒川 18,000人
合計 34,000人
■2007年の定員
青梅 15,000人
東京 25,000人
荒川 15,000人
湘南 7,000人
合計 62,000人
東京マラソンの抽選発表は「10月上旬」申し込みメールアドレス等に通知される。
申し込んだおよそ77,000人のうち52,000人が落選する。女性ランナーの申し込みが少ないと想定されるので、52,000人はほとんど男性ランナーとなるだろう。
この52,000人のうち、どれだけの人が「冷やかし」なのかはわからない。マラソンランナーであっても「東京じゃなきゃ走らない」という人もいる。そうしてある程度目減りしたとしても、大勢のランナーが行き場を失う。
その受け皿となるのが荒川、そして「第一回 湘南国際」だ。
湘南国際は東京マラソンがメディアに盛んにとりあげられるようになった頃、発表された。
「東京マラソンを走りたかったけれど外れた。せっかく練習しているのだから、代わりに出られるレースはないかな?」という神奈川エリアのランナーが集まりそうだ。
それぞれのレースの締切日を以下にまとめた。
6月18日「東京マラソン」受付開始
8月 1日「湘南国際マラソン」受付開始
8月18日「東京マラソン」申込締切
9月 1日「青梅マラソン」受付開始 先着順15,000人
10月上旬「東京マラソン」抽選結果通知
10月31日「湘南国際マラソン」申込締切
11月30日「青梅マラソン」申込締切
*荒川は例年1月下旬に申込締切
来週水曜の「しらべるが走る!」の時には、もう東京マラソンの当選発表が出ているだろう。そこから一気に77,000人が動き出す。
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