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2006年11月29日 (水)

しらべる、歩く、走る

 2005年11月23日
 図書館の新刊コーナーに立ててあった
「40才からのフルマラソン完走」梅方久仁子
 この1冊から僕のマラソンは始まっている。

 マラソンは見るものだ。
 42kmを走れるわけがない。
 だから、42kmを走れたら、どんなにすばらしいだろう。
 どれほど、自分を誇らしいと思うだろう。

 この本は、それが可能だと言いたいのか?
 そして、1時間後には、マラソンが「しらべる」対象に加わった。

 (以下引用)
 かなりの急ぎ足なら、1kmを10分くらいで歩けます。この速度で42.195kmを歩くと、7時間2分で到達します。
 (引用おわり)

 この文章がスイッチだった。
 それまで、マラソンはアスリートならば2時間台、市民ランナーは、同僚が「揖斐川を4時間で走った」というのを聞いて、それが目安になっていた。

 7時間で歩いても完走・・

 既定の価値観が崩れた。
 そして、荒川市民マラソンというのは、7時間制限だという。

 この本は、その後、ウェア、靴、アスリートウォッチなどの紹介がつづく。カタチから入る者にとって、42kmという偉業を成し遂げるために、力不足をモノの機能で補っていくという灯りも見えた。

 この時はまだ、完走を遠くに見据えていた。
 2006年に荒川の5kmに出て、2007年に完走。漠然としたイメージはこうだ。

 12月7日にウォーキングを始め、2006年元旦に初めて1kmの距離を走る。あまりのきつさに100mでやめたくなった。その2か月後、荒川マラソンを完走した。

 調べ始めて4か月、歩き始めて3か月、走り初めて2か月
 これから、毎週水曜のここ「しらべるが走る」で、その軌跡を書いていきたい。



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