しらべる、歩く、走る
2005年11月23日
図書館の新刊コーナーに立ててあった
「40才からのフルマラソン完走」梅方久仁子
この1冊から僕のマラソンは始まっている。
マラソンは見るものだ。
42kmを走れるわけがない。
だから、42kmを走れたら、どんなにすばらしいだろう。
どれほど、自分を誇らしいと思うだろう。
この本は、それが可能だと言いたいのか?
そして、1時間後には、マラソンが「しらべる」対象に加わった。
(以下引用)
かなりの急ぎ足なら、1kmを10分くらいで歩けます。この速度で42.195kmを歩くと、7時間2分で到達します。
(引用おわり)
この文章がスイッチだった。
それまで、マラソンはアスリートならば2時間台、市民ランナーは、同僚が「揖斐川を4時間で走った」というのを聞いて、それが目安になっていた。
7時間で歩いても完走・・
既定の価値観が崩れた。
そして、荒川市民マラソンというのは、7時間制限だという。
この本は、その後、ウェア、靴、アスリートウォッチなどの紹介がつづく。カタチから入る者にとって、42kmという偉業を成し遂げるために、力不足をモノの機能で補っていくという灯りも見えた。
この時はまだ、完走を遠くに見据えていた。
2006年に荒川の5kmに出て、2007年に完走。漠然としたイメージはこうだ。
12月7日にウォーキングを始め、2006年元旦に初めて1kmの距離を走る。あまりのきつさに100mでやめたくなった。その2か月後、荒川マラソンを完走した。
調べ始めて4か月、歩き始めて3か月、走り初めて2か月
これから、毎週水曜のここ「しらべるが走る」で、その軌跡を書いていきたい。
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