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2006年11月16日 (木)

電話があったことだけお伝えください

 同僚に営業の電話がかかってくる。
 今席を外していますと応えると
「改めますが、電話があったことだけお伝えください」
という人がいる。

 

 これを言う人は、電話をかけたという証拠を残したいわけだ。
 ただ、電話をかけた回数をアピールすれば、それが商談の成否とリンクしていると思っているのではないだろう。
 責任逃れをしたうえ、相手に圧力をかけたいのだ。

 


 後から「見積もりはどうなっていたっけ?」と客に言われたとする。
「いえ、実はお電話したんですけどご不在で。そのことでお聞きしたいことがあったんです」

 こう言えば、自分に落ち度がない。
「電話があったことをお伝えください」はその証拠作りだ。
 また、何度か電話したのに捕まらなかったのはあなたの方だ。という圧力にもなる。

 

 取次ぐ側としては「戻られたら、折り返し電話をください」と言ってくれたほうが助かる。
これならば取次ぎはこの一度で済む。

 

「改めますが、電話があったことだけお伝えください」
をやられると

 

1,その電話
2,電話があったことをメモに書いて伝達する
3,またその人から"改めた"電話を取り次ぐ

 

という最低でも3つの手間を取られる。
3つでは済まないことも多い。
 「電話をください」が恐れ多いならば「改めます」だけでいい。これでメモを伝達する手間が一つ減る。

 

 この台詞を言う人は、今ふうに言えば「てんっぱっている」のだ。

 この台詞をいう人とは、付き合いたくない。
 この台詞を言っているうちは、相手との人間関係がうまくいっているとはいえない。

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