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2006年11月 9日 (木)

仕事のことがわからない人たち

 ここに漢字がわからない 佐藤さんという人がいるとする。
 佐藤さんは情報システム部に
「売上を集計するコンピューター・システムを作ってください。機能は・・」
とシステム要求する。

 佐藤さんの要求どおりにコンピューター・システムができる。

 しばらく経って、佐藤さんがコンピューター・システムを全く使っていないことが聞こえてくる。

 どうしたのですか?と情報システム部が尋ねると佐藤さんはこう言う。
「僕は漢字がわからないんです。だから怖くてボタンが押せないのです」

 このケースで佐藤さんが
「僕は 漢字は素人なんだ。情報システム部が使えないシステムを作った」
 と言うことはないだろう。もし言われたら情報システム部はこう反論する。


 「それは佐藤さんが漢字をわかっていないのであって、コンピューターの知識とは関係ありません。漢字(がわからないこと)についてはユーザーの佐藤さん、あなたの問題でしょう。情報システム部にそれを言われても困ります。僕らはコンピューターのプロですが、あなたの漢字の指導員ではありません」

 さて、ここで「漢字」を「仕事」に置き換えて読んでみよう。

 ここに(自分の)仕事がわからない 佐藤さんという人がいるとする。
 佐藤さんは情報システム部に
「売上を集計するコンピューター・システムを作ってください。機能は・・」
とシステム要求する。

 佐藤さんの要求どおりにコンピューター・システムができる。

 しばらく経って、佐藤さんがコンピューター・システムを全く使っていないことが聞こえてくる。

 どうしたのですか?と情報システム部が尋ねると佐藤さんはこう言う。
「僕は仕事がわからないんです。だから怖くてボタンが押せないのです」

 このケースで佐藤さんが
「僕は仕事の素人なんだ。情報システム部が使えないシステムを作った」
 と言うことはないだろう。もし言われたら情報システム部はこう反論する。

 「それは佐藤さんが(自分の)仕事をわかっていないのであって、コンピューターの知識とは関係ありません。仕事(がわからないこと)についてはユーザーの佐藤さん、あなたの問題でしょう。情報システム部にそれを言われても困ります。僕らはコンピューターのプロですが、あなたの仕事の指導員ではありません」

 しかし、現実には自分の仕事を理解していないことを
「コンピューターのことはわからない」
「情報システム部が使えないものを作った」
と言い換えて、情報システム部が何とかしろと言ってくる人は実在する。

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