あいみつ
合い見積もり
複数の業者から見積りを取り、安い方に決めようと言う気分を表す。
質よりも費用優先の意識を打ち出す時に使う言葉。
既にガチガチの本命業者があるが、後で癒着を問われてはいけないので、疾しいことは何もないという証拠作りにも使われる。
あいみつを取るほうは言い訳を確保できてよいが、かませ犬で見積り作成に時間をとられる業者がかわいそう。
「数社の見積もりをとりましょう」という事を「あいみつ!あいみつ!」という言葉で表現する人がいる。
「あいみつは取ったのか?」と居丈高に言う人もいる。
こういう人は、その人生の中で業者を選定する側にしか立ったことがない人。そこには人情が感じられない。人間としては思いやりに欠ける言葉。
引っ越し業者を決める時、新車を買う時、あいみつをとることは有効な手段だ。品物や役務が同等であることが担保されている場合、値段は安いに越したことはない。毎月引っ越す人、新車に買い換える家庭はないだろう。ゆえにあいみつには少々、業者が気を悪くしても構わないという前提がある。
だが、社会は人と人の信頼で成り立っている。
お金のために信頼は不要だというあいみつ気分は、人道に反している。
この文章ではわかりやすい「業者」という言葉を使ったが、僕は日常「業者」という言葉を使わない。さんをつければいいと思っているアホがいるが「業者さん」とも言わない。
業者さんではなくお取引先。外注さんではなく協力会社。言葉を換えれば態度も変わる。そうした真摯な態度には信頼関係を結びたいという気持ちがにじむ。そうして信頼関係が築かれていく。
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