震災日ごろの備え
あれだけ騒いでいた首都圏直下地震は2006年も起きないまま、年が暮れようとしている。2005年暮れには、真剣に備えていたが、すっかりのど元過ぎて、熱さを忘れてしまった。
しらべるでは、震災対策をまとめている。
震災対策の本と、新潟でのボランティア活動体験を元にしている。
■日頃の備え
・玄関上に物資をまとめたリュックを置く棚をつくる。
ホームセンターで「突っ張りくん」を買ってくれば誰でも簡易に作れる。
・ベッドの近くに靴を置いておく。靴はアウトドア用のスポーツシューズ。アウトソールがワッフルソールで滑りにくいもの。水溜りを歩くことがあるので、アッパー素材はゴアテックスのものがよい。靴の中には靴下、軍手、マスクを入れて左右の靴ひもを結んでおく。
地震直後、家の中に散乱したガラスなどで足を切ることが多いので、大地震が起きたら、すぐ靴を履く。
・マンションは玄関ドアにトップローラーを付ける。
マンションは地震で玄関が開かなくなると避難経路がない。
・NTT171の使い方を家族、親戚で確認しておく。
NTT171は平時には使えないが、毎月1日だけは、どの地域でも体験利用することができる。実際に体験しておくのと、頭で知っているのとでは、ずいぶん違うものだ。
■地震が起きて避難で家を空ける時
・電気のブレーカーを落とす。
電気の復旧時に通電火災が起こることがある。
・ガスの元栓を閉める。
■地震後、自宅での生活に備えて
・水をいっぱいに張った状態で持てる大きさのバケツ・ポリタンク
近くの川などから水をくんできて水洗トイレのタンクに入れて使うため。
次回、12月4日掲載「優先順位の高い物資編」
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