2027年早生まれを狙う
丙午の年はなぜ出生数が少ないのか?
丙午(ヒノエウマ)の年に生まれた女性は男を食い殺すという迷信がある。
生まれてくるのが女の子だった場合、将来、結婚相手を見つけた時に、相手の親が縁起を担ぐ人だったら反対されかねない。
そのリスクを避けるために、その年を出産計画から外す親がいるために出生数が減る。
前回の丙午は昭和41年(1966年)
その前後の出生数は以下の通り。
1965年 182万人
1966年 136万人 ※丙午
1967年 193万人
1968年 187万人
丙午の年は前後に比べて50万人、出生数が少なかった。
丙午は60年に一度(例外あり)次は2026年
1996年生まれの女性(2006年度の小4)が30歳で子どもを生もうとした時、そこにさしかかることになる。
1966年当時、これをリスクとみる人が多かったことを数字が裏付けているが、これをチャンスと見た人もいた。
数が少ないということは、受験は楽勝になる。
小子化でなだらかに児童数が減っている現在とは違い、たった1年だけ瞬間的に数が減る。これでは大学は大幅な定員減ができない。
就職活動においても、競争が緩いことは否めない。
かつて歯科医を目指したものの、受験に失敗した経歴を持つ井上陽水は、1975年頃のエッセイで次のように書いていた。
丙午の子供達が大学受験を迎える(1985年)入試で再度歯科医を目指し、彼らと机を並べたい。
結局「氷の世界」もたくさん売れたし、彼にその必要はなかったようだ。
さて当たり前のことを言うと、2026年は丙午だが、2027年は丙午ではない。
だが、2026年12月も、2027年1月も2026年度である。
2027年早生まれはおいしそうだ。
その頃まだ4月入学制が維持されていれば、2027年1月~3月にピンポイントで出産するためのサービス事業が成立するかも知れない。
小学生女子をお持ちの親御さんは、今から頭に入れておくとよいだろう。
西暦年を60で割って46余る年が丙午。
【 例 】
2026÷60=33 あまり46
*参考文献「1億総背番号」中山太郎 日本生産性本部 1970年12月
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