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2006年12月22日 (金)

時間を守る人

 研修会の講師をした。
 受講者は、常駐しているパートナー企業の方 14人
(全員、ITコンサルタントやSE)

 16:30開始
 会場には2人だけ・・

 そのパートナー企業は、ユーザーからクレームが出ると、即、ボーナスを減額される会社。
 定時に席に着いた二人は、必死に携帯で仲間を呼び出し始めた。
 8分後には、9人増えて11人。そこで講習スタート。
 さらに遅刻して2人が入ってきた。結局1人は来なかった。

 僕はビジネスで 約束の時間に遅れたことがない。
 正確に言うと、社会に出て最初の4年はよく遅れた。

 4年めに、業界で売上日本一の記録をもつセールスマンに弟子入りして、こう教わった。

「時間に遅れるのは相手に失礼
 時間に遅れる人は失格
 そういう人とは仕事で信頼関係は築けない」

 横っ面を張られた思いだった。
 実は、その日、僕は遅刻したうえに
「道が混んでまして~」
と、へらへら笑っていたのだった。

 それ以来、約束の時間に遅れることは無くなった。
 いつも、余裕をもって着き、訪問先の玄関前で待っている。
 ある時、時間ぴたりにチャイムを鳴らした僕にこう言ってくれた人がいた。
「君は、たった今まで、ドアの外で待っていてくれたんだろ?
 寒かっただろう。君のそういう気持ちが、とても嬉しいよ」
 このようなことを言われたのは、これまでに2人。

 世の中にいるのは「時間を守る人」と「時間を守ることに価値を感じない人」

 時間を守ることに価値を感じていない人は
「なぜ時間を守らないのか?」と問うと、言い訳をするか「いいじゃないか、別に」と、居直った答えが返ってくる。
「会議は時間厳守でスタート!」と標榜している人の中にも、約束の時間には平気で遅れる人がいる。

 時間にルーズという遺伝子はない。
 時間にルーズな地域もない。
 約束の時間は守るのがマナーだ。そう思った人は、その日から「時間を守る人」になる。

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