うなぎ
「ご馳走」「高い」と思われている魚。
浜松を境に関東は背開き(切腹をイメージする腹開きは不吉)
関西は腹開き(腹を割って話す)で調理する。
長年、うなぎ養殖日本一は浜名湖のある静岡県ではなく愛知県だった。
主産地は一色町(いしきちょう)2001年に鹿児島県がトップになった。
名古屋の「櫃まぶし(ひつまぶし)」柳川の「蒸籠蒸し(せいろむし)」はうなぎファンならば一度食べることを勧めたい。
櫃まぶしは、ご飯に刻んだうなぎと海苔がまぶしてあり、お櫃で出てくる名古屋のうなぎ料理。
お櫃からお茶腕によそって食べる。お櫃の最後の1杯ではお茶づけにするのがお約束。ただし、お茶漬けにしたからといって特別に美味くはない。
名古屋市中区錦の「以ば昇」(いばしょう)
「櫃まぶし」の元祖は諸説あり、ここもその1つ。
初めて行った時、2人前が1つのお櫃で出てきたのだが
「これって1人分?」と顔を見合わせるほど量が少なかった。
念のために「これ2人分ですよね」と確認した。
名古屋駅近くにある「大友」は鰻が香ばしくて美味い。数人で行っても、一人一つのお櫃で出てくるのもよい。
蒸篭蒸しは、蒸籠にご飯を敷いてうなぎをのせて蒸す料理。福岡県の柳川が有名。
注文してから出てくるまでに時間がかかるが、ご飯にタレがしみこんで美味い。猫舌の人は熱くて手こずる。
福岡市内のうなぎ屋ならばたいていどこの店もやっている。九州のうなぎ屋では出している店が多い。
最もお勧めの店は、本場・柳川市の「本吉屋」(もとよしや)。博多観光で半日時間があれば、西鉄電車を使い「柳川」(川下りが有名)と「太宰府天満宮」が回れるので、食事を柳川でとるとよい。
「ヘビみたいだから気持ち悪い」とうなぎが食べられない人もいる。
だが、気を利かせたつもりで
「ウナギ、大丈夫?」
ときくと、食べられる人は「自分の懐具合を心配されているのか・・・」と考えてしまう。
2月2日につづく
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