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2007年2月 4日 (日)

ブラジル戦のシナリオ

 スコラーリのW杯二連覇
 デコのW杯初優勝を阻んだのは、フランス代表アンリだった。

 ポルトガルはイギリスを破り準決勝に進出。
 もう一方のグループではフランスがブラジルを破り、準決勝に進んだ。1-0の決勝ゴールを決めたのはアンリ。

 デコファンのシナリオはこうだった。
 デコはブラジル生まれ。18歳でポルトガルに渡り、ポルトガルで一流選手まで上り詰めた。ポルトガルに恩返しするために、ポルトガル国籍を取得してセレソンへの未練を断った。
 デコの代表デビュー戦は2003年3月29日ブラジルとの親善試合。
 デコのFKが決勝点となり2-1で勝った。
 ポルトガルがブラジルを破ったのは37年ぶり。
 デコの代表入りについて、フィーゴを初めとする数人の選手がメディアを通して批判。デコは必ずしも歓迎されていなかった。だが、祖国相手に決勝点を決めたデコをファンは認め、フィーゴは批判を封印した。

 スコラーリもブラジル人。前回2002年大会では祖国ブラジルを率いて全勝で優勝している。優勝後、ポルトガル監督に就任した。

 デコとスコラーリ、二人のブラジル人が祖国を倒して決勝に進む。
 勝ち負けは別にして、この試合を一番見たかった。

 だが、セレソンは調子が上がらぬまま、アンリの一撃に敗れた。

 アンリとは因縁があった。
 2ヶ月前、デコのいるバルセロナとCL決勝で対戦。
 バルセロナが勝ったのだが、アンリは判定に不満を表明し続け、バルセロナを賞賛しなかった。試合前はバルセロナ移籍濃厚と言われていたが、試合翌日、アーセナル残留を発表した。

 そして迎えた準決勝、ポルトガル対フランス戦
試合は開始早々、あっけなく決まってしまった。

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