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2007年2月19日 (月)

東京マラソンの笑顔

 僕は広い荷ほどき場を想像していた。

 東京マラソン フルマラソンの手荷物の話し。

 積み込む時は1台のトラックに、およそ千個の荷物を積む。
 トラックの荷台は10区画のカーゴに仕切られている。

 僕らボランティアは、ゼッケン番号と荷物のシールを照合して受け取り、番号ごとにそれぞれの区画の荷台のところまで持っていく。
 それを日通のスタッフが受け取って、カーゴに放り込んでいく。

 積み込んだ順番と、取りに来る順番はまったく違うので、あのままではピックアップにものすごい時間がかかる。
 トラックは晴海に着いたら、一度荷ほどき場のようなところに荷物を広げて、ランナーが着くまでに仕分けをするのだろう。

 ただ、この強い雨。
 屋外では荷物もスタッフも濡れてしまうし、屋内だとランナーが靴を脱がなければならない。
 屋根付きの広い荷ほどき場所が確保できていたら、いいだろうけれど。
 そういう場所が確保できたら、すばらしい運営だと国内外から絶賛されるだろうな。

 9:10に荷物のトラックを見送りながら、そんなことを考えていた。

 夜のテレビ番組で
「荷物難民や~」
と叫んでいるランナーの姿が映された。
 見ると、あの積んだままのトラックで荷物を渡している。

 完走して疲れ切った身体で荷物を15分も待つのは辛い。
 来年、自分が走る立場としては、そこだけは気になったが、ほかは何も文句の付けようがない運営だった。

 トイレに30分待ち?
 それは普通です。
 トイレに並んだからスタート時間に間に合わない?
 別にトップアスリートじゃないんだから、数分遅れてもなんの支障もありません。

 きょう、スタート地点を見ていたところ、意図的に遅く出て行くランナーは皆無だった。去年荒川では、ずいぶん遅くきてハイスピードで追い抜いていくランナーが多かった。
 第一回めということで、横着な人もいなかったということだろう。

 笑顔は笑顔を呼び、怒りは怒りを呼ぶ。
 東京マラソンは、スタッフも選手も笑顔だった。



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