3万円のチケット
2006年W杯が終わった。
一ヶ月、ポルトガル戦に帯同していたメンバーが帰国するのを待って、初めてのデコファンクラブのオフを東京で開催した。
ポルトガル優勝を信じていたので、都内のポルトガル料理店に予約を入れておいた。優勝の乾杯は成らなかったが、ベスト4でもすごい。僕らデコファンはベスト4に乾杯した。
2005年のオフシーズン、FCバルセロナは2度も日本にやってきた。
2006年はW杯があったため、プロモーションツアーは無しかと思っていたが、経営陣がアジアと並んで注目している北米市場開拓のため、W杯に出場した選手たちはほとんど休みも取れず、メキシコ、米国のツアーに参加した。
プレシーズンツアーはなかったが、バルサは日本にやってくる。
次なる目標は4ヵ月後のCWC
観光ではなく、本気モードのバルセロナが来日する。
本気モードの一度めはトヨタカップという名称だった頃の1991年冬。バルサは南米のクラブに負けた。
そして六大陸王者決定戦と趣向を変えた今回が二度め。
デコの来日はこれが4度めだが、本気モードのデコ来日は初めてだ。
8月初旬にはFIFAによるチケット発売が始まる。
メンバーのうち4人が3位決定戦&決勝(カテゴリー1価格3万円)を並んで見ることにした。
あってはならないことだが、万が一バルサが準決勝で負けても、このチケットを買っておけば3位決定戦のバルサを見ることができる。
非常にファン思いというか、商売上手というか、うまい売り方だ。
過去に買ったなかでは法外に高いチケットだが、欧州王者バルサが世界一を賭けての真剣勝負を間近に見て、クラブ史上初の世界一タイトル獲得という歴史に立ち会う。
その対価としての3万円は致し方ないところだ。
迎えた2006-07シーズン
エトー、メッシの戦線離脱もありCLグループリーグで危うく敗退という綱渡りはあったが、リーガは首位をキープ。不揃いな戦力としては至って堅調、ファンとしては緊張感の薄い3か月はあっという間に過ぎ、12月が近づいた。
| 固定リンク | 0
「デコ」カテゴリの記事
- W杯2010「山本昌邦のウルグアイ講座」につづく「モロッコ礼賛」(2022.12.12)
- W杯2022 ポルトガル対日本 初対戦の可能性をしらべる(2022.09.13)
- W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(4)ユーロ初優勝(2022.09.12)
- W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(3)(2022.09.11)
- W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(2)(2022.09.10)