荒川、人気の秘密
6km
練習で意識していた体の前傾をした途端、急にペースが上がる。
前に体を倒して足を着いた姿勢をイメージすると簡単にできる。
初心者でもすぐによいフォームになる。一緒に走っていた周りのみんなの間を縫ってすいすいと体が前へ進む。
この1kmは唯一の6分台。まだまだいけたが、体に負担がかかるので自重してすぐやめる。
7km
6.7kmで2度目のエイド
今度はスポーツドリンクがある。協賛している明治製菓のZAVAS。水は青いコップ、ZAVASは赤いコップに入っていてわかりやすい。
Mr.childrenの Everything it's you がかかる。まだ周りにはたくさんの人がいるので声に出さずに歌う。
8km
沿道にはトイレがたくさんある。このあたりまではトイレの列が長い。スタート前に行けなかった人たちなのだろうか。ここでもご多分に漏れず、トイレではないところで済ませる人が多い。
9km
第3給水(9.1km)の前に1つめのパワージェルを摂る。
アートスポーツの店員さんの薦めで、今回のレースではポーチに4種類各1つずつ入れてきた。1つ262円
ペースト状で粘度が高いので給水の直前がいい。
荒川はエイドの前に「給水所まで300m」の看板が出ていてとても助かった。ここらが市民マラソンとして人気が高い秘密だと思う。
尾崎豊の「遠い空」は懐かしい選曲。楽しい気分で口ずさむ。この時は復路でこの曲をどんな気持ちで聞くかは知る由もない。
10km
僕以外でサッカーユニを見たのはJリーグのものを一度だけ。スペインの白いのを着ている人がいなくてよかった。巨人上原のユニを着た兄ちゃんが居た。この日がWBC決勝戦だったことはゴール後に知ることになる。彼は、その思いを込めて一緒に戦っていたのだろうか。
人生で走った最長距離は高二の「マラソン大会」で走った10km。へろへろで走る高校生の写真が机の前に1枚ある。隣りに飾っていたQちゃん優勝の「ただいま」のカード(ファイテン作成)が、レース前日2回も落ちた。縁起でもないとその度に拾ってそっと元に戻す。
今回の練習で走った最長距離も10km。
ここから先は「なんとなるはずだ」の世界。
初マラソン直前の不安はここに集約されていた。未知の世界にいったい何が待っているのか?怖くもあり、楽しみでもある。
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