« 社会人になる皆さんへ | トップページ | うつむいたデコ »

2007年3月 3日 (土)

僕らを待たせる人たち

 偏西風が強かったのか、西へ進路をとった飛行機は1時間遅れてフランクフルトに降り立った。
 乗り継ぎ時間はわずかに10分。
 シェンゲン協定による入国を済ませると、フランクフルトを探す間もなく、バルセロナ便に搭乗しなければならなかった。
 飛行機内は完全禁煙のため、スモーカー達はそれでも寸暇を惜しむように喫煙コーナーで激しくタバコを吸い込んでいる。
 彼らが税金を納めてくれるお陰で成り立っている経済なのだから、飛行機内にも焼肉屋のような「無煙ロースター室」をつくり、そこで吸ってもらえばよいのに。

 バルセロナに向かうわずか2時間の間にも飲み物とサンドイッチが出た。焼いたパンにチーズやハムをはさんだもの。日本にはないので珍しい。

 日本を朝の10時に出て、およそ15時間の移動をしてきたが、時刻はまだ夕方6時。 空港から宿泊ホテルのヒルトンバルセロナまではチャーターしたバスで移動。
 バスが着くと各自で重い荷物をガラガラと押しながらエントランスへ進む。

 すると、何やら鈴なりの人だかり。
 もしかして、チェックインに行列?
 と一瞬うんざりしたが、どうやら状況が違う。
 分厚いオーバーを着込んだドアマンがスペイン語で何やら僕らに怒鳴る。
 手振りを見ると「お前らは特別だから、早く入れ」と言っているようだ。
 列に並ばずに済むのか、これはラッキーと思いつつ指示に従う。

 だが、順調だったのはここまで。
 会議主宰会社の説明によると、前の客がチェックアウトしていなくて部屋に入れない。しばらく待って欲しいという。

 ロビーにはいかにもセレブです。と言わんばかりの外国人の男女がいて、
「やぁジェニー、今日も天使のようだね」
「あら、あなたのジョークは進歩がないわね」
 といった会話を交わしている。

 彼らがたむろしている場所に、受付らしきものがありそこには
FIFAと書いてあった。

|

« 社会人になる皆さんへ | トップページ | うつむいたデコ »

旅行・地域」カテゴリの記事