マラソン・バージンの皆さんへ
3月4日讀賣新聞に「見るのが好きなスポーツ」の世論調査結果が載っている。調査日はまさに東京マラソンが行われた日を含む2月17日・18日。
男性は1位プロ野球、2位高校野球、3位マラソン
女性は1位マラソン、2位プロ野球、3位バレーボール
昨年の同調査では、マラソンは男性の2位、女性の1位だった。
マラソン人気は引き続き堅調と言える。
3月18日(日)には関東で2つの市民マラソンが開催される。
ひとつは第10回を迎える制限時間7時間の大会「荒川市民」
もうひとつは第1回となる制限時間5時間40分の「湘南国際」
僕は今年は湘南国際に向けて準備を進めているが、去年は初マラソンとして荒川を走った。
まだマラソンを完走したことがない「マラソン・バージン」(ナイキの造語)の皆さんへ、去年の荒川レース記録を今日から数回でご紹介します。
荒川2006当日
昨晩は21時に寝た。まさかこんなにすんなり眠れるとは思わなかった。目覚ましの5:30ぴたりに起きてテーピング。
朝食は昨日までのカーボローディングから一転、高タンパク、高脂肪食品をということで納豆、メンチカツとごはん少し。
直前1週間の食事法は「賢く走るフルマラソン」(田中宏暁著 ランナーズ刊)に倣った。
自宅を出ると曇り。雨は降っていない。傘を持たずに済むのは助かる。だが途中からは雨が落ちてきた。新宿で埼京線に乗り換える前にキヨスクで傘を買う。池袋に向かう沿線はかなり強い降り。もしかして今日は雨中のレースになるのか・・と思ったら、赤羽あたりから雨があがる。おいおいと空に突っ込む。
どうやら僕の晴れ男は本物らしい。
前日受付で一度訪れているだけに、かなり心にゆとりがある。
浮間舟渡の駅から出ている無料送迎バスに乗る。とにかくエネルギー温存のためには一歩でも少なくしたい。今回のマラソンを前に「賢く走るフルマラソン」を5回読み返した。この本のお陰で本当にいい準備ができた。田中宏暁教授によると
「レース前のウォーミングアップはナンセンスなのに、皆しゃかりきに走っている」
という。確かに皆深刻な顔で走っている。
また最近発売された「マッスルユニットトレーニング」(加瀬建造著 ベースボール・マガジン社刊)ではストレッチは危険な行為でやるべきではないという。ということで、レース前は着替えただけ。準備体操も無し。
レジャーシートを敷いてデコ20のユニフォーム+バルサのパンツに着替える。
そして運動前30分~60分で摂る「ベスパ」エネルギー源として脂肪から先に使ってくれる魔法の飲料。マラソンのエネルギー温存には欠かせないし1袋735円はこの際高くない。
スタート前20分になり、荷物置き場へ。ゼッケンの末尾1桁の番号がついたテントへ行く。係員がゼッケンをチェックしているので、選手以外は立ち入ることができない。
荷物置き場の外で「ここに荷物を置いていたんですけど・・」と青い顔をして係員に尋ねている選手がいたが、係員は「置いておくとなくなります」と言うだけ。盗難が起きたのだろうか、少し残念。
トイレには長い列ができている。号砲まであと12分。
「早くスタート位置に移動してください」
と係員にメガホンで連呼されても、誰も列から外れない。男性ランナーは近くの草むらに向かって・・
僕も一瞬その誘惑に駆られたが、デコのネームを背負ってそんなことができるわけがない。トイレを出ると8時57分、スタートの3分前。
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