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2007年4月 4日 (水)

第一関門

 5kmを過ぎても1km毎の表示はずっと出ている。ありがたいには違いないのだが、事前の案内は「5km毎表示」だったので、5kmごとにラップを測ってペースをとっている。1km毎の計時をしようかと考えたが、この1km毎表示が最後までつづく保証はない。悩ましいところだ。

 僕のような素人ランナーには、1km毎の表示が欠かせない。それが事前にわかっていれば随分と楽だった。

 ずっと防砂林の日陰になっている道路の左端を走る。少しでも体力を温存したい。時々ペースメーカーになる人を探す。自分と同じピッチ、上下動のないコンパクトなフォームで走る人の後につくと走りやすい。ただあまりに近くを付いていくのはマナー違反。5m以上は距離を置く。

 8km過ぎにこどもたちが並んでいたので、こちらから手を出して10人くらいとハイタッチしていく。ようやくハイタッチができた。荒川では結局一度もできなかったので、マラソンランナーとしては初めてだ。これは、最高に気分がいい。やみつきになりそうだ。

 10kmの関門が最大の難関と考えていたので、この辺りは乗りのいい曲をつづけている。10分を読んでいたロスタイムが8分で済んだので、なんとかいけそうな気がする。
 9kmの手前で5つ持ってきたパワージェルの1つめを摂る。給水ポイント10、15、20、25、35km それぞれの少し前で摂ることを計画して、右手に貼ったテープに赤丸をつけてきた。
 前回の荒川と同様、給水ポイントを記したセラポアテープを、給水が終わるごとに1枚ずつ剥がしていく。ゴミは捨てないことにしているので、剥がしたテープはユニフォームのお腹あたりに貼る。このテープをすべて剥がし終えると、ゴールが目の前と言うことになる。

 5km→10kmのラップは予定より40秒遅れの33分40秒。
 いい感じで来ている。あれだけ神経質になっていた10km関門だが、ほぼ予定通りのペースで走れて2分ほど余裕があった。
 10km関門を過ぎてすぐに湘南大橋。昇りがきつくてここは抑えめに行く。去年の初マラソンの時から何度も読んでいる「賢く走るフルマラソン」。その中で今回は「生理的イーブン」を心がけることにしていた。一定のペースで走るのではなく、
 上りでは楽に、下りでは上げる。
 暑ければ落とし、日陰ならば上げる。
 向かい風ならば落とし、追い風か無風ならば上げる。
 走る速さではなく、生理的なきつさを一定にする「生理的イーブン」。今回はこの心がけのお陰で、マイペースで落ち着いて走れている。

 第一 相模川左岸処理場 約10.0km 10時18分
 4つの関門のタイミング毎に鳴るよう、入れておいたバルサのイムノ。
 関門を通過したあとにこの曲が流れればセーフ。こうして聴くイムノは優越感がある。でもここの関門で留められた人もいるということを、その時想像できなかった。



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