告白病
2002年9月、しらべるに「告白病」について書いている。
確か、このことばは村上龍の著書にあった。
告白病
日頃、陽の当たらない人がたまに意見を求められると堰を切ったように、自分の生き様までしゃべってしまうこと。
告白病の人を邪険にするよりは大切にした方がものごとはうまくいく。
告白病は自らが陥らぬよう注意したい。
原文を丸写しにするわけではなく、自分の解釈をくわえて自分の言葉で定義する。それに自分の考えを加える。
数千ページにわたるウェブサイトなので、実は自分でこういうことを書いたことも忘れている。
今こうして読み返すと、なんだか冷たい。
書いた時の心のありようが映っている。
数年経ったとき、今の自分だったらどう書くだろうかと考えて、書き直すこともある。ただそれは、ページ別分析でページビュー(閲覧数)が目だって増えているページしか手が回らない。
この「告白病」ページは短期の集計でも上位に入ったことがない。
このことばは、自分が心に刻みたいと思って載せた。
自分の現状の中に、告白病といえる状況があったからだ。
それ以来、ずっと告白病のスイッチはオフになっていた。
これから先、告白病を演じることはあっても、告白病になることは自ら戒めるだろう。
時間は未来から過去に流れている。
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