赤字で回答します
コンピューター・システムのユーザーからメールが届く。
「ご質問の件、赤字で回答します」
「今回特にお願いしたいのは、青字の部分です」
黒いんですけど・・
自分はHTML形式のメールを使っているから、相手もそうだと思い込んでいる。
メールをHTML形式で使うと、色をつけたり、フォントを大きくしたりすることが自在にできる。
赤くすれば注意、大きくすれば重要。自分だけ、そういう気分になるのだろうが、メールを読んでいる人には何も伝わっていない。
コンピューターの素人に こういう人が多い。
そもそも、こういう人はHTML形式のメールを使っているという意識がない。
メールで効果的に広告宣伝を打ちたい業者が推奨して、マイクロソフトが後押ししているHTML形式メール。
業務のメールとしては使うべきではない。
まだ、一度も「黒いんですけど」と突っ込んだことがない。
こういう人は、そういう指摘をすると、バカにされたと思って逆切れする。
あるいは、その場は殊勝にしていても、いつか恥をかかされた報復をしようと爪を研がれてしまう。
そうなると、話がこじれて面倒になる。
時間が惜しい。
今日もプロジェクトのメーリングリストで
「赤字で回答します」
を流しているエライ人がいた。
誰かが「あのぉ、全部黒いんですけど」とやってくれないだろうか。
そういう人はなかなか現れない。
黒いんですけど・・ を言える会社が羨ましい。
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