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2007年5月 3日 (木)

サプライズ・トラップ

 同僚の女性、鈴木さんと佐藤さんに声をかけた。
 この二人、職場でも異彩を放っている。

 今度、田中さんの送別会をやりたいんだけど、力を貸してくれない?

 支店の送別会はもうおわりましたよね。力ってなんですか?
 二人は怪訝そう。

 そこで僕はサプライズパーティの作戦を授ける。

 僕が田中さんに言う。
「田中さん、福岡最後の記念に合コンをセッティングしました。けっこう学生の頃の友達がいるので、声かけてみたんですよ。そしたら二人からOKの返事が来たんです」
 きっと、田中さんは「ほんと?いいねぇ」と乗ってくる。

 そこで僕は続ける
「ところが、この二人は僕の記憶でも史上最強の淫乱二人組なんですよ。さすがの僕でも手に余るというか。だから、どういうことになるかちょっと読めないんですよね~」
 と困ったものだという表情をつくる。
 田中さんはきっと万難を排して予定を開けてくれるだろう。

 そして、決行日
 ここまですべては予定通り。
 田中さんは朝から落ち着かない。
「motoちゃん、ほんとに大丈夫。どこまでもいっていいの?」
 そうですねぇ。そりゃ田中さんの気持ち次第でしょう。
「後腐れとかないのかな?次の赴任地に追っかけて来たりしないよね」
 あぁ、そういう娘たちじゃないですよ。だいたいそんなヒマじゃないと思うし。

 期待と不安を煽るための言葉はすべて言い尽くす ^_^;)

 金曜日の18時 まだ日は高い。
 待ち合わせの地下鉄の駅に10分前に着く。
「ほんとに来るの?」
 どうですかねぇ。けっこういい加減ですからねぇ。
まだ、やっている。

 田中さんが時計に目を落とした時、その肩越しに二人の姿が見えた。
 鈴木さんが僕ら二人を視認して、Vサインをつくる。

 僕は思わず、吹き出しそうになるのを必死でこらえる。

つづきは5月4日

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