想像でモノをいう
業務連絡には必ず「よろしくお願い申し上げます」を付けないと感じが悪いよ。受け取った人にきっと反感を買うと思う。
「売上データの件数が1件少ないのは、佐藤さんが例外処理で1件削除したんだと思うな。そうじゃないと、理論的に起こりえないよ」
想像でものを言う人がいる。
根拠は何もない。
だが、確信を持っているかのように言う。
その思いは、絶対に譲らない。
想像でものを言い、その想像に対して誰かが反論する。
想像でものを言い、その想像に対して誰かが同意する。
話は展開して行き、時間が過ぎていく。
だが、結論は出ない。
出るはずがない。
想像上の話だから。
暇なのである。
時間がつぶしたかっただけなのだ。
本当に時間がない人は、想像でものを言い合う時間がない。
締め日までにあとクルマを1台売らなければならない人は、結論の出ない打合せや会議はしない。ただ、クルマを売って歩く。
「よろしくお願い申し上げます」を付けるべきかを知りたければ、その文書を受け取る数人に意見を聞けばよい。
売上データが1件少なければ、佐藤さんに「データ消しましたか?」と聞けばよい。
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