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2007年5月19日 (土)

使い方がまちがっていることば

 ことばにこだわるしらべるが考える
使い方が間違っていることばとは?

■「傷ついた?」
 相手を気遣う振りをして、自分をフォロウすることば。
 こう聴かれた方は、了見が狭いと思われたくないので、
 「そんなことないよ」
としか言い返せない。
 「うん傷ついた」と答えると、真のコミュニケーションが始まるのだが、そもそもこういうことばを軽く扱う人はそうはいかない。
 その場では「へぇそうなんだ・・」と言っておいて、本人のいないところで、
「軽く言っただけなのに "傷ついた"とか言われた」
と自分に都合のよい話にすりかえる。

■「参考にします」
 「その企画書のパワーポイント、あとでファイルを下さい。参考にしますので」
 と言うのは、「あなたの企画、採用はしませんけど、あちこち自由にぱくらせてもらいますよ」と言っているのと同じ。
 立場が強い側、上の職制の人がこう言うことが多い。
 それを言うならは
 「とってもいい資料ですね。採用には至らないかも知れないですが、勉強させていただきたいので、よかったらいただけませんか?」である。

■「念のため・・・」
 「このエクセル、ファイルでさしあげましょうか?」と言われて
 「念のため下さい」「じゃ一応」という言い方。
 申し出た方には「使うかどうかわからないけど、一応よこせ」と聞こえる。

■「写真映りがいい」
 「実物はたいしたことない」と日頃から思っているのが、ばればれ。
 実物よりもよく映っていると言いたければ、違ういい回しを工夫しなければならない。 率直に「きれい」「かっこいい」「笑顔が素敵」と言うほうが心が伝わる。



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