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2007年6月26日 (火)

3つのRは、どのR?

 果たして、ペットボトルのラベルを剥がして分別することは、環境浄化に役立っているのだろうか?

日本におけるペットボトルのリサイクル率
1993年  0%
2004年 47%

 リサイクル率は格段に上がっている。

日本におけるペットボトルの生産量
1993年 12万トン
2004年 51万トン

 ペットボトル飲料がよく売れるため、生産量も格段に増えている。

 リサイクルされないペットボトルは・・ 
1993年 12万トン(12万トン×100%)
2004年 27万トン(51万トン× 53%)

 つまり、リサイクル率は上がったのだが・・
ゴミの量は15万トン増えている。(27万トン-12万トン)

 そして、2004年
 リサイクルされたペットボトルは24万トン だが・・(51万トン-27万トン)
「再利用」されたペットボトルは 3万トンだけだという。

 研修会を受講した100人ほとんどが
 リサイクル?再利用?
 リサイクル=再利用じゃないの?
と怪訝な表情をみせた。

 モー娘がテレビで「3つのR Reuse Reduce Recycle」とやっている。
 そう言ったら、受講者から
「あれはAKB48(秋葉原48人の少女たち)ですよ」
とツッコミがはいった。

 Reuse =再利用
 Recycle =リサイクル
 Reducu =減量

 リサイクルに回された24万トンのうち21万トンを捨てるのならば、
 リサイクルとは、ゴミ焼却場に直行するのではなく、リサイクル施設経由でゴミ焼却場に運ぶことだと言える。
 そして、ごみ焼却場直行の場合、使う石油は運搬と施設に2万トンだが、リサイクルルートでは84万トンを使う。

 本当にリサイクルは環境にいいことだろうか。

 Reuse =再利用
 Recycle =リサイクル
 Reducu =減量

 本当に環境にいいこととは?

*参考資料「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」洋泉社 2007年3月

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