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2007年6月 4日 (月)

クジラを食べる自由

 クジラやイルカは、ほ乳類だから可愛そうと言う欧米人は牛を大量に食べています。
 海にいるくじらを捕るには出漁費用を出せばいいですが、牧場で牛を飼うには大量の森林を伐採しなければなりません。

 子どもの頃住んでいた五島列島ではイルカを捕獲していましたが、これは漁網をイルカが荒らして被害が出るためでした。漁師にとってイルカが網にかかった魚を食べたうえに、網を壊してしまうのは困るのです。

 クジラは20数年前から商業捕鯨が禁じられ、保護されたために大量に増えていますが、そのクジラは人間が食べる3倍の量の魚を捕食しています。
 魚を食べる習慣の国には困ったことです。漁師さんにとっても死活問題です。

 その昔クジラを最も熱心に捕っていたのは「鯨油」を主な燃料にしていた米国です。
 ペリーが浦賀に来て、日本に開国を迫った一因は捕鯨時の寄港地確保でした。
 でも今は「鯨油」が「石油」に変わりました。
 また、動物愛護団体の支持を受けると票がまとまって手に入るので、捕鯨反対が政治に利用されています。
 IWCで調査捕鯨禁止を可決した国々は、欧米に勧誘を受け?加盟したクジラなど食べたこともない国ばかりです。

 食べない自由もあれば、食べる自由もある。
 自分は自由だけど、他人は自由にさせない。

 先住民捕鯨といって米国の一部やデンマークでは、昔からクジラを捕って食べていた民族だけには、捕鯨が許されています。
 日本だって昔から捕って食べています。捕鯨大国ノルウェーは肉以外は捨ててしまいますが、日本では皮も油も残さず大切に活用します。

 日本にとって捕鯨ができないのは死活問題ではない。

 これがIWCが日本に捕鯨を許さない理由なのだそうです。
 もっと米国の牛を食べたらいいじゃないか。鳥肉や豚肉、野菜だってあるし。他の魚も捕っているんでしょ。ということです。

 そりゃないよと思います。
 世界の人々が、それぞれの自由を尊重する "自然体" を取り戻してほしいと思います。

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