PHSが貧乏臭くなくなった日
2004年5月14日、AH-K3001V
愛称「京ぽん」が発売された。色はシルバー・白。
シルバーと白は機能は同じだが、ボタンに刻印された文字のフォントが違っていて、白のほうはイタリックの数字が刻印された。
エアエッジホン登場時、日本無線製の電話機には「味ぽん」というニックネームが付けられていた。
「京ぽん」は京セラが「味ぽん」の物足りない部分を補って開発するエアエッジホンという意味で、ネット上のコミュニティで生まれたニックネームと考えられる。
電話機発売の翌月、電話機メーカーの京セラがキャリアのDDIポケットの買収を発表する。
その頃、モバイル端末を営業に持たせるシステムを設計していた。エアエッジを使っていた僕は、まだDDIポケットという会社の社員にご足労願い、導入を探っていた。
その営業さんが「京ぽん」を教えてくれた。
彼は僕と同じPanasonicのKX-HV200を使っていた。
KX-HV200
DDIポケット用 AirH゛対応の折り畳みPHS電話機。
2000年の発売当時はようやく、携帯電話で折りたたみ(シェル式)が定着しつつある頃で、PHSのシェルは珍しかった。PHSが貧乏くささを脱するきっかけになった機種と言える。
発売当初の実勢価格は 新規10,800円~12,800円。
日本初の機構として、ボタンを押すと折り畳んだ状態から90°までシェルを開けることができた。
専用USBケーブル サン電子 PSP01(標準価格 6,980円 実勢価格 4,970円)でパソコンと接続すれば、AirH゛端末としても使える。
そう、まだこの頃はUSBケーブルは同梱ではなく別売。
しかも高価。
そして、USB充電という今は常識の機能もなく、どこかへ出かける時は充電器が手放せなかった。
またサン電子 PSP01は発売当初「WindowsXPにも対応予定」とアナウンスしていたがいつまでも対応のドライバーが出ず、WindowsXPパソコンでは不具合が出た。しびれを切らしてメーカーに問い合わせたところ「IOデータから出ている(WindowsXP対応の)ケーブルに買い換えてほしい」と代金を返してくれた。
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