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2007年7月28日 (土)

緊急地震速報 始まる

 「緊急地震速報」は地震計で検知したP波のデータを解析し、S波による強い揺れが来ることを事前に告知する情報。

 地震が起きる時、P波とS波がやってくる。
P(プライマリー)波 速さ約7km/秒
S(セカンダリー)波 速さ約4km/秒

 S波のほうが速度が遅いので、P波を検知してからS波が到達するまでには数秒から数十秒の間がある。
 そして、S波は大きな揺れを起こす。
 この時間差を地震予知情報として流すのが、緊急地震速報。

 JRなどの交通機関、公共施設には以前からこの情報が提供されていた。
 ただこれまで、気象庁は公表に慎重だった。
 結果的に誤報となった場合、営業妨害で訴えるといった心無い人がいるかも知れないし、責任問題が発生するかも知れない。
 メディアは情報を出さなければ「情報公開の流れに反する」と非難するし、出したら「世の中に与える影響を精査したのか?」と非難する。
 日本のすべての放送局、新聞社、情報業者(総称してメディア)を全部一人が取り仕切っていれば、軸はぶれないだろうが、現実にはそうはいかない。

 この情報を受信して地震の到来を知らせる商品が発売されている。
 果たして、多くの人に受け入れられるものなのだろうか。さっそくしらべてみることにした。

7/30につづく

ど素人!地震講座



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