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2007年7月10日 (火)

エアエッジとお別れの日

 2007年7月、5年使ってきたAir H゛とお別れする日が来た。

 KX-HV200ではエアエッジ(32Kbps)を27か月使った。
 2002年5月頃までは0時前後、回線混雑が激しかったがその後改善された。

 DDIポケットには、ウェブサイトに回線混雑について報告する画面があった。
 混雑するかどうかはキャリア側のアンテナ数で決まる。
 この会社はユーザーの声に敏感で、対応が速かった。
 ウィルコムもその画面を引き継いでおり、今も改善要求を出すことはできるし、顧客対応のメールもきちんと返ってくることには変わりない。

 32Kbpsは決して高速ではないが、2400bpsのダイヤルアップ時代を経験しているので遅くは感じない。
 しらべるのようなテキストだけのWebページやメールのアップロードではストレスは感じない。
 もしリンクをクリックして受信中になったら、その間を利用してコーヒーを飲む。手帳に気付いたことを書く。本を1ページ読む。今だったら「ありがとう」を言えるだけ唱える。隙間時間も、利用する意識があれば楽しく過ぎる。
 京ぽんに替えてからは、上りも32Kbpsになり、快適さが増した気がした。

 2007年7月、5年使ってきたAir H゛とお別れする日が来た。

 2007年、エアエッジは混雑がひどく、ほぼ全日「待機中」となった。
 過去の例に倣い、ウィルコムに施設増強を申し入れた。極力速く対応しますという返信はあったものの、待機中状態は変わらない。

 32Kbpsという遅さでも「受信中」であれば時間が読める。
 だが「待機中」というのは受信中以前の問題。
 3本しかない回線に4ユーザーが要求をかければ、1ユーザーは待機中となる。これは企業のイントラネット、一般キャリアでも論理的には同じだ。

 ただ、10MbpsクラスのADSLならば、待機した後が速い。
 だが、32Kbpsのエアエッジでは待機した後もまた長い。
 エアエッジが毎月2000円程度のサービスならば、これでも我慢する。だが長期割引を受けても5,000円前後という料金では見合わない。

 今は光ファイバーでも2,980円という業者がある。 毎日、外回りで仕事をしている人でもなければ、家庭でエアエッジを使う人はいなくなるだろう。



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