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2007年8月 2日 (木)

東から来た男

1981年10月、佐野元春は九州に上陸した。
台風は西から上陸するが、元春は広島でのライブを終え、関門海峡を越えて上陸した。
Welcome to the Heartland tour
佐野元春初のコンサート・ツアー

「motoくん、これ録音しておいて」
部活の先輩あつこさんは下宿にプレーヤーがない。
僕は子どもの頃からオーディオファンで、下宿にはトリオのアンプ、ダイヤトーンのスピーカー、TEACのデッキ、そしてテクニクスのプレーヤーがあった。

録音しながら聴いて「いいな」と想ったら、個人で楽しむ範囲内で自分の分もテープに落とす。
「Heartbeat」に針を落として流れてきた「ガラスのジェネレーション」
五十嵐浩晃みたいで聞きやすいな。一応落としておこう・・・
ちょっと元春本人には言えないような、この決断がその後つづくファン生活の始まりだった。

佐野さんとの出会い

チケット発売から1週間後、岩田屋プレイガイドで手に入れた7列め ほぼ中央の席。

「今度、佐野元春のコンサートのチケットがあるんだけど、行かない?」

当時、博多では佐野元春の名前を出して誘っても、食いつきはゼロ。
もちろん誘っている僕に最大の原因があるのだが、とにかく、誰ものってこない。
直前の週まで、各方面に折衝を続けたが不調に終った。
せっかくのチケットを使わないのはもったいない。
結局、隣りの席は親友(男子)が陣取ることになった。

映画は女の子と二人で行くものだという、先祖代々の教えを守ってきた僕は、コンサート界の厳しさに接し、この結果にかなりがっかりしていた。

つづく

Welcome to the HEARTLAND TOUR 「東から来た男」もくじ

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