不安で長いオフ
6月9日
リーガ37節エスパニョール(カンプノウ)△2-2
バルサの逆転優勝はサラゴサにかかっていた。そのサラゴサがレアル・マドリーと引き分けてくれた。だが、バルサも本拠地で引き分けてしまった。前シーズンはアトレティコに苦杯をなめたが、今シーズンの鬼門はエスパニョールとなった。
レアル・マドリーは先に引き分けで試合を終えていた。そこに、バルサが引き分けた一報がはいると、首脳陣は優勝が決まったかのようにはしゃいだ。それを見た最終節の対戦相手、マジョルカの選手はかちんと来た。マジョルカにはバルサからレンタル移籍しているマキシ・ロペスもいる。最終戦、マジョルカの奮起に一縷の望みがかけられた。
6月17日
リーガ最終節(38節)ジムナスティック(away)○5-1
バルサはアンラッキー・オレンジを着て5ゴールを決めた。
だが、マジョルカは先制したものの逆転され、マドリーと引き分けることができなかった。
バルサはレアル・マドリーと勝ち点76点で並んだが、直接対戦成績が1分け1敗のため、三連覇を逃す。
デコはFCポルト在籍時から続けていた国内リーグ連覇が4で止まった。
そして南アフリカで開催された親善試合 マメロディ・サンダウンズ戦が今シーズン最後の試合。
恐らくこれがバルサ最後の試合になると思われたエスケーロが決勝ゴールを挙げ、2-1で勝利。
ポルトガル代表にはカップ戦もなく、W杯があった前シーズンと比べれば、デコはゆったりしたオフを迎える。
2006-07を通して振り返ってみると、12月に日テレがイチ押しでデコを扱った以外には、デコのトピックスが少ないシーズンだった。
優勝を逃した6月、デコはその心境を「ワールドサッカーマガジン」の月一連載「辛口ランサメント」最終回に寄せている。
この発言は不安で長いシーズンオフの口火となった。
| 固定リンク | 0
「デコ」カテゴリの記事
- W杯2010「山本昌邦のウルグアイ講座」につづく「モロッコ礼賛」(2022.12.12)
- W杯2022 ポルトガル対日本 初対戦の可能性をしらべる(2022.09.13)
- W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(4)ユーロ初優勝(2022.09.12)
- W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(3)(2022.09.11)
- W杯6大会連続出場 ポルトガルの歴史(2)(2022.09.10)