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2007年9月24日 (月)

アルジャジーラは中立なメディア

 Al-Jazeera
 自由な立場で、アラブ視点のニュースを報道するメディア。 主力は衛星テレビ放送
 本社:カタールのドーハ

1996年11月1日、放送開始
1998年12月22日、米英の戦闘機がバグダッドを爆撃した映像を報道。これが欧米放送局を通じて世界に配信され、一躍その名が知られる。
2001年10月、同時多発テロの1か月後、オサマ・ビンラディンのメッセージ・ビデオを放送。
2006年9月、世界5拠点で英語放送を開始。

 カタールの首長シェイフ・ハマドの支援で設立され、運営されている事実上の国営チャンネル。だからといって政府の肩を持つわけではない。
 イスラム側の声明を独占で報じることから、偏りがあるようなイメージがあるが、公共性、中立性を維持していて、報道の基本に忠実という点では珍しいメディア。

 その報道手法はネット、モバイル、こどもチャンネルと多岐に広がりつつある。
 アラブのメディアとして出発したが、世界横断的なメディアへの成長を目論んでいる。

 反与党、民主党寄りが使命だと勘違いしているメディアばかりの日本に、一つ欲しい。


*参考文献「アルジャジーラとメディアの壁」石田英敬ほか 岩波書店 2006年9月

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